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Resource Description Framework (リソース・ディスクリプション・フレームワーク、RDF) とは、ウェブ上にある「リソース」を記述するための統一された枠組みであり、W3Cにより1999年2月に規格化されている(W3C:REC-rdf-syntax-19990222)〔 Resource Description Framework(RDF) Model and Syntax Specification 〕、邦訳:電子ネットワーク協議会〔 Resource Description Framework(RDF) Model and Syntax Specification 〕)。RDFは特にメタデータについて記述することを目的としており、セマンティック・ウェブを実現するための技術的な構成要素の1つとなっている。 RDFの応用例にはRSS()やFOAF()などがある。また、RDFをXHTMLに埋め込む規格としてがある。 == 構造 == === トリプル === RDFのメタデータのモデルでは、主語()述語()目的語()の3つの要素でリソースに関する関係情報を表現し、これをトリプル()と呼ぶ。主語は記述対象のリソースである。述語は主語の特徴や主語と目的語との関係を示す。目的語は主語との関係のある物や述語の値である。通常(文法学上)の意味での、主語・述語・目的語の意味とは異なる使い方になる場合もあることに注意が必要である。例えば、RDFにおいて「空の色は青い」という情報を表現しようとした場合、「空は青という色を持つ」と情報を整理した後、「空」を主語、「(~という)色を持つ」を述語(述部)、「青」を目的語として扱う。 このトリプルはグラフ理論におけるグラフで表現できる。通常リソースのノードを丸で示し、テキストのノードを四角で示す。トリプルの関係はこれらのノードを述語を重みとしたエッジで結ぶことで表現する。このグラフはRDFに記述される全てのトリプルを可視化して表現することになる。このグラフはRDF Validation Service といったバリデータなど描かせることができる。 RDFが定義しているのはこのトリプルに基づく抽象構文である。具象構文としてはXMLを利用したRDF/XMLが別に定義されている。 また、トリプルを表す簡易表記方法として〔http://www.w3.org/2001/sw/RDFCore/ntriples/〕、〔http://www.w3.org/DesignIssues/Notation3〕、〔http://www.w3.org/TeamSubmission/turtle/〕などがある。 ; ::1行ごとに1つのトリプルを、主語・述語・目的語の順にスペースで区切って表記するフォーマット。 ; :: を拡張し、XMLのような 接頭辞+ローカル名 に基づく表記や、実験的に推論規則なども可能としたフォーマット。 ; :: に、 の便利な書式を取り入れたフォーマット。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Resource Description Framework」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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